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身長は遺伝ですべて決まらない【両親の身長が低くても背は伸びる!】

身長は遺伝ですべて決まらない【両親の身長が低くても背は伸びる!】

 

  • 「身長は遺伝ですべて決まる」と自分の身長を諦めている方へ
  • 「自分が背が低い方だからお子さんの身長も低くなる」と思っている親御さんへ
  • 身長を伸ばす為のヒントを知りたい方へ

 

本記事の内容

  • 【身長はすべて遺伝で決まる説】が間違いであることが分かる
  • 身長を伸ばす為の大事なヒントが分かる
  • 身長を伸ばす為の効果的なアプローチ方法が分かる

←今から実践できます。

 

最新の研究結果・文献をもとに記事をまとめていますので、
身長を伸ばすためにより良いアプローチ方法を知りたい方や、その親御さんなどなど必見です!

 

 

身長は遺伝ですべて決まらない【両親の身長が低くても背は伸びる!】

 

もくじ

  • 1.【身長はすべて遺伝で決まる説】は間違いだった
  • 2.【両親の身長から最終身長予測する計算式】は嘘?
  • 3.身長を伸ばすカギ
  • 4.両親の身長が低くても大丈夫!身長はちゃんと伸びる!

 

 

1.【身長はすべて遺伝で決まる説】は間違いだった

 

「遺伝で身長は決まる」と思っている方はとても多いと思います。

 

しかし、

「両親の身長が低いから・・・」
「家系的に身長が低いから・・・」

 

と最終身長を諦める必要は全くありません!

 

【身長はすべて遺伝で決まる説】は間違いだからです。
今回は遺伝で身長がすべて決まるという説が真実では無いことを著書『子どもの背こうしたら伸びた!』河出書房新社の監修者でもあり、武相中学・高等学校教諭前・順天堂大学スポーツ健康学部先任准教授である蔦宗浩二氏の考え方をもとに、その理由を交えながら解説し、身長を伸ばす為のアプローチ方法をお伝えします。

 

諦めずに正しいアプローチ方法を実践をすれば身長は必ず伸びるのです。

 

 

 

2.【両親の身長から最終身長を予測する計算式】は嘘?

 

では、なぜ遺伝ですべて決まることは無いのか?

 

京都大学名誉教授で医学博士の川畑愛義氏は、著書『背が高くなる らくらく体操・食事法』青春出版の中で『遺伝の影響は23%』と断言しています。
そして、身長は遺伝以外の『食事』『運動』『睡眠』などの要素が大きいと考えています。

 

こちらの要素の詳しい説明は次の 3.身長を伸ばすカギ の中で詳しくお話します。

 

最終身長を予測する計算式

 

男子=(父親の身長+母親の身長+13)÷2

女子=(父親の身長+母親の身長-13)÷2

 

上記は子供の最終的な身長を予測するもので日本体育協会でも昔から使われているものです。

 

この式を見るとやはり両親の身長が影響しているようにみえます。

 

しかし!

この計算式も、実は9割以上の人がこの「最終的な予測身長」を上回っている
ということが、蔦宗浩二氏の調査結果から出ているのです。

 

その調査結果によると、
1cmや2cmという上回り方ではなく、
10cm、20cmという単位で大きくなった人が多数いるということです。
こちらの調査の中には、最終的な予測身長を下回った人が少数いましたが、両親の身長が小さかったわけではなく、むしろ日本人の平均身長よりも【大きめ】だったのです。

※1参考文献:蔦宗浩二 監修(2022)『子どもの背 こうしたら伸びた!』

 

つまり、なにが言いたいかというと・・・

 

【身長の高い・低いは遺伝だけでは決まらない】

ということです。

 

医学博士・小児科専門医の額田成医師は著書『子どもの身長を伸ばすためにできること』PHP出版の中で子どもの身長を決めるのは、

遺伝だけではなく『いかに成長を促す生活を送るか』という生活環境が大きく左右すると説明しています。

 

 

 

子供の背を伸ばすには、『遺伝だから』と諦めるのは早いということです。

 

著書(※1)の中でも蔦宗浩二氏はやはり食事・睡眠・ストレス・運動などの環境が大切と述べています。

 

この考え方はこの章の冒頭でお話した川畑愛義氏の考え方・額田成医師の考え方とほとんど全く同じです。

 

 

3.身長を伸ばすカギ

 

身長を伸ばすカギは一体何なのか?

 

こちらの章では
身長を伸ばすための重要なポイントを2.【両親の身長から最終身長予測する計算式】は嘘?の中で説明した蔦宗浩二氏ら3人の考え方を参考にまとめてみました。

 

①食事
②運動
③睡眠

 

大きく分けると、この3つが遺伝以外の身長の伸びに関わる大事な要素としてあげられます。

 

①食事

  • バランスの良い食事を沢山とる
好き嫌いせずに偏りなく栄養素をしっかり摂り入れる。

 

  • 間食もしっかり摂る
タンパク質やカルシウムの含まれたヨーグルト・煮干し・チーズ具の入ったおにぎり・カツサンドなどなどがオススメ。
(スナック菓子に含まれるリン酸などはカルシウムを体外に排出する作用があるのでイマイチ)
(ケーキやチョコレートなど糖質の多いものは成長ホルモンの分泌を抑制するのでイマイチ)

 

  • 水分補給は基本的に水かお茶
汗をよくかいた時はミネラルや塩分を含んだ飲み物にしましょう。

 

飲み物や糖質については詳しくは
これを飲めば身長は伸びる!【身長を伸ばしたい子供が飲むべき飲み物】を参照ください。

 

②運動

  • 外で元気に遊ぶ
太陽の光を沢山浴びることで、脳内にセロトニンという物質が多く分泌されるようになります。
(セロトニンには脳と体の連携をよくする為、心体が整います。また夜に深い眠りにつく効果もあります)また太陽の下で体を動かすことで、ビタミンDを合成する為、カルシウムを沈着させます。(ビタミンDはカルシウムの吸収を高める働きがあります)

 

  • 運動は体の組織全体の発育をサポート
運動することで骨に刺激を与えます。
この刺激が骨が伸びるのを促進します。
また、運動によって血流も良くなることで筋肉や内蔵の発育も助けてくれます。

 

運動が身長を伸ばすのに効果的な理由などは、詳しくは

成長期に筋トレをしても身長は伸びる?【身長を伸ばしたい方必見】を参照ください。

 

 

③睡眠

  • 骨を休める
睡眠することで日中、重力によってかかった骨への負担を開放します。
(特に起きている間、下半身の骨への負担が重くのしかかっています)
睡眠時、横になって骨を休めることは身長を伸ばすのに大きな役割をしているのです。

 

  • 成長ホルモンを分泌させる
熟睡をするノンレム睡眠の時間帯(睡眠のゴールデンタイム)には
身長を伸ばす【成長ホルモン】が多く分泌します。
熟睡できる環境で年齢にあった適正睡眠時間分、上質な睡眠をしっかりとることが大切です。

 

睡眠が身長を伸ばすのに大事な理由は詳しくは
寝る子は育つ【身長を伸ばすための効果的な眠り方】を参照ください。

 

以上のことをまとめると、

 

体を動かす(太陽の下)→エネルギーを使うので、お腹が減る→たくさん食べる(バランス良く)→ぐっすり眠る(ノンレム睡眠のゴールデンタイムを作る)

このサイクルが身長を伸ばす一番のカギであることが分かります。

 

 

4.両親の身長が低くても大丈夫!身長はちゃんと伸びる!

 

身長を伸ばす一番のカギ

体を動かす(太陽の下)→エネルギーを使うので、お腹が減る→たくさん食べる(バランス良く)→ぐっすり眠る(ノンレム睡眠のゴールデンタイムを作る)

をしっかり実践することで効果的に身長を伸ばすことが可能です。

 

決して難しいことではありません。

 

今日から実践できる簡単なアプローチで身長は必ず伸びます。

 

遺伝だから身長が伸びないと諦めるのは、とても勿体ないことです。
遺伝で身長はすべては決まりません!

 

大切なのは身長を伸ばすカギをしっかり実践すること!

 

伸びる力を強くし、理想の身長を目指しましょう!

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